ソーセージとじゃがいものローズマリー炒め 難易度:★☆☆ 調理時間:5分 |
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大学時代の友人の影響で一時期、ハードボイルド小説にハマりま した。 ダシール・ハメットやチャンドラーなどの古典を皮切り に海外物を中心にいろいろ読みあさりましたが一番たくさん読ん だのはロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズかな。 ス ペンサーという私立探偵が主人公の物語。彼は朝鮮戦争にも出 兵した元ボクサーで当たり前と言えば当たり前なのですが喧嘩が めっちゃ強いのです。彼の相棒になるホークという黒人の巨漢も 恰好良かったな。 このシリーズは日本の作品にもいろいろ影響を 与えているようで例えば北条司のシティーハンター、冴羽?のモ デルあるいはオマージュはこのスペンサーじゃないかなと僕は考 えています。彼と共闘する海坊主は黒人ではないけれど巨漢でコ ードネームはファルコン(=ハヤブサ)。スペンサーシリーズの 相棒ホーク(=鷹)といずれも猛禽類という相似性を伺わせます 。あるいは冴羽?を恋人の仇として付け狙うソフィー・シルバー マンという女性が作中に出てきますがスペンサーの恋人の名前も シルバーマン。日本人にはあまり馴染みのないファミリーネーム を使ったあたり北条司の意図を感じます。 あるいは軒上 泊の 「べっぴんの町」。こちらは柴田恭兵の主演で映画化されました 。主人公の相棒になるヤクザを本木雅弘が演じていました。随所 に出て来る悪党との格闘アクションはスペンサーシリーズを彷彿 とさせるもの。特に冒頭、家出中の不良少年が本木雅弘にぼこぼ こにされたのを柴田恭兵が慰めるシーンに──実は少年の母親 から彼を家に連れ帰るよう依頼された柴田が本木と組んで一芝 居打っているのですが──こんなセリフがありました。 「気にする ことはないさ。喧嘩の強いやつはいくらでもいる」 これってス ペンサーシリーズの9作目「儀式」でスペンサーが口にするセリ フまんまなんですよね(シーンの展開もいっしょ)。原作は読ん でいないので同じセリフがあるかわからないのですが少なくとも 映画は同作の影響を受けていたんじゃないかなと思っちゃいます 。 悪党と戦うワイルドで暴力的な一面とは裏腹に日常生活では 非常に家庭的な一面も垣間見せるのがスペンサーシリーズの魅 力のひとつなのですが彼が料理をするシーンが随所に登場しま す。そこに描かれる料理はどれも美味しそうで、ついには「スペン サーの料理」なんて料理本を出版したファンがいるくらい魅力的 なのです。 彼が主に作る料理はアーリー・アメリカンを彷彿とさ せるような家庭料理が多く、なんだか西部のガンマンが荒野で火 を熾してフライパンをゆすっているようなイメージがあります。 たとえばこの料理なんかもいかにもスペンサーが作りそうな皿 だなと作っていて思いました。なんてことを考えていたら久しぶ りに彼の物語をまた読んでみたくなっちゃたな。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・じゃがいも ・ソーセージ ・オリーブオイル ・ローズマリー ・塩、ブラックペッパー ・砂糖(あれば黒糖) |
中1個 3本 4g(小匙1) ひとつまみ 少々 ひとつまみ |
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