塩鮭と小松菜のガーリック炒め 難易度:★★☆ 調理時間:14分 |
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世紀の大発明と呼ばれるものの中にはエジソンの電球のように最 初からそれを作ろうとして紆余曲折の果てに完成させたものもあ ります。けど、全然違うものを作ろうとしていてたまたま別のも のができちゃった例も少なからずあるのです。 ドンペリニヨン という坊さんが泡の立たないワインを作りたくて試行錯誤してい たらむちゃくちゃ泡の立つワインができちゃった。本人は不本意 だったでしょうけどその「泡立つワイン」が大人気を博したとい うのがスパークリングワインの起源です。 「もっとカリカリ感 を楽しみたいからじゃがいもをめっちゃ薄く切って」 と再三注 文を出す客にキレたシェフがじゃがいもを超薄切りにして揚げて 出したらめっちゃ喜ばれた──これがポテトチップスの起源です 。 「うつ病や神経衰弱に効果があります」と売り出したお薬が 清涼飲料水として大うけしたのがコカ・コーラの始まりだったり します。 どれも、製作者からすればそんなはずじゃなかったと いう結果ばかりで「なんでこうなった」と言いたくなったことで しょう。 これらの逸話に共通するのは固定観念からの脱却だと 思います。泡立つワインは不人気。フライドポテトは厚みがある もの。これはお薬──そんな固定観念から離れたことで見たこと もない新しい料理や飲み物が生まれたわけです。 週末買い物に 行くと塩鮭がお手頃なお値段だったので購入。グリルで普通に焼 いて旅館の朝ごはんよろしくそのまま戴きますしようかなとその 時は思っていたのです。 ところがふと魔が差して「この鮭を具 材にして何かおかずが作れないかしらん」と思ってしまったので す。で、できあがったのがこの一皿。誰も元は塩鮭だったとは思 いますまい。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・塩鮭 ・薄力粉 ・小松菜 ・人参 ・にんにく ・オリーブオイルA ・オリーブオイルB ・濃口醤油 ・ホワイトペッパー |
1切れ 適宜 半束 3cm ひとかけ 6g(大匙1/2) 6g(大匙1/2) 6g(小匙1) 少々 |
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