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     ししとうとトマトの煮浸し
難易度:★★☆ 調理時間:20分


 

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野菜とは何か? って、別に哲学的な話ではなく野菜と果物の違
いに関する食べ物の分類の話です。なんでいきなりこんなことを
書いたかというと「イチゴは果物か野菜か」で娘と意見が食い違
ったからなのです。娘曰く「イチゴは甘いから果物。パフェやケ
ーキに使われるから果物」だそうです。いや、その分類の概念は
曖昧過ぎるでしょう。それで言えば果肉が甘くてスイーツに使わ
れるカボチャだって果物になりそうなものです。けど、彼女の分
類ではあれはスイーツっぽくないから野菜だそうです。なんか「
あたしがフルーツと思ったものが果物」って小学生が言ってるみ
たいにしか聞こえませんw 僕の考える野菜と果物の違いは食用
になる植物のうち一年草のものが野菜、多年草のものが果物。つ
まり毎年収穫後に枯れるのが野菜と考えています。 気になった
のでちょっと調べてみました。実は野菜と果物の明確な定義はな
いそうなのですが農林水産省では野菜は「畑でとれ、毎年枯れる
草本類の植物」で、果物は「栽培には数年必要な木になる実」と
しているんだそうです。だいたい僕の考えと同じですね。 で、
その野菜はどこを食べるかで3つに分類されます。大根や蓮のよ
うに根を食べる根菜。キャベツやホウレンソウのように葉を食べ
る葉菜。果実を食べる果菜ですね。 この分類で行くとししとう
は果菜になるのですが料理をするには扱いがちょっと難しい野菜
です。ししとうの実には茄子やカボチャのようにたっぷりとした
果肉がなくボリュームが出しにくい。なのでどうしても料理の主
役になりづらく「辛味」というアクセントを加える添え物的な使
い方になりがち。 加えて調理法も天ぷらのような揚げ物か焼き
物が主流で煮物はイメージしづらい。 過日、八百屋さんですご
く美味しそうなししとうを購入。どうやって食べようかなと考え
ていた時に魔が差して「ししとうの煮物ってあまり食べたことが
ない気がする。なんか食べてみたいかも」なんて思っちゃったの
です。 けど、ししとうを煮たらますますボリュームがなくなっ
ちゃいます。そこで、いっしょに購入したアイコ(甘みのあるミ
ニトマト)と合わせて煮ることでボリュームアップを図るのはど
うだろうと考えまして思い付きでこんな小鉢料理を作ってみまし
た。
 (1人分)

 ・ししとう
 ・ミニトマト(アイコがおススメ)
[煮汁パート]
 ・だし汁(かつお出汁)
 ・濃口醤油
 ・味醂
 ・砂糖

8〜10本
4粒

100g(カップ1/2)
18g(大匙1)
12g(小匙2)
6g(小匙2)
1.  ししとうはヘタを落とします。ミニトマトはヘタを切り縦に4つ割にします。
2. 小鍋に[煮汁パート]を入れて中火にかけひと煮立ちさせます。これに1.を入れて5分煮ます。火を止めて常温になるまで自然に冷まして煮含めればできあがり。
  • 「煮含め」とは火にかけてコトコト煮るのではなく余熱でゆっくり味を食材に沁み込ませる調理法です。
  
  • ししとうの辛味とトマトの甘みが好相性。はんなりと優しい味の小鉢料理です。
  • アイコは酸味が少ないので素直にサラダにしても良いトマトです。けど、加熱すると濃厚な味になってパスタやトマトソースとしても活用できる品種なのです。
  • できれば粗熱が取れたら小鉢に盛って冷蔵庫でよく冷やして戴きましょう。ひんやり冷たい小鉢料理は何よりの夏のごちそうですよ。
  • お好みで針生姜や糸切りにした大葉を載せると清涼感が増します。


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