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     砂肝の青椒肉絲風
難易度:★★☆ 調理時間:7分


 

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いわゆる酒呑みの舌というものがあるように僕は思います。 シ
ラフだったら好もしくない料理、ましてや下戸の人なら避けて通
る料理の中には酒を呑みながら食べることで「旨い」と感じるも
のがあるようなのです。 例えば塩辛や酒盗は下戸の人にとって
は臭くてたまらない内臓料理だと思います。ところが日本酒の肴
にするとその匂いがたまらなく癖になるんですよね。 天皇の料
理番と呼ばれて大正から昭和にかけて宮城の厨師長を務めた
秋山徳蔵さんがパリに渡って修行を始めた時に最初に苦労した
のはフランス人の味覚だったそうです。 日本人の感覚からしたら
塩辛すぎる味付けに馴染めず「なんでこんな味を旨いと思うんだ
ろう」と悩んだとか。まかないを食べながらそんなことを考えていて
ふと周りを見ると皆、ワインを飲みながら食事している。水より
安くて手軽に手に入るからという理由なのですが食事をする際に
はワインを一緒に飲むのが当たり前という彼らの食習慣に思い至
ったのです。 「フランス人はワイン込みで料理を楽しむからこ
の味付けなんだ」 彼が導き出した答えはそれでした。そうして
フランス人好みの味を覚えていったとか。 料理だけでなく食べ
る食材も酒を飲むことで広がることがあります。砂肝なんて夕飯
のテーブルにはなかなか供されない部位じゃないかな。僕自身、
子供の頃には食べた覚えはなく、焼き鳥屋に通って初めて知った
味でした。 けど、あの独特の食感と臭みは慣れるとヤミツキに
なります。しかも、もも肉や胸肉よりバリエーションの守備範囲
も広いのです。 更に、亜鉛、ビタミンB12、鉄分が豊富なの
で栄養満点でいうことなし。 ただし、プリン体も多めなので食
べ過ぎには要注意。1日に100gくらいまで焼き鳥なら2本が
適量だそうです。
 (1人分)

 ・砂肝
 ・ピーマン
 ・サラダ油
 ・ごま油
[調味料パート]
 ・鶏がらスープの素
 ・水
 ・濃い口醤油
 ・酒
 ・豆板醤
 ・はちみつ
 ・おろしにんにく
 ・おろし生姜
 ・片栗粉

2粒
半個
少々
2g(小匙1/2)

2g
50g(50ml)
6g(小匙1)
5g(小匙1)
3g(小匙1)
7g(小匙1)
1かけ分
1かけ分
3g(小匙1)
1.  砂肝は3mm厚に薄くスライスします。ピーマンは細切りにします。[調味料パート]を合わせてよく混ぜておきます。
2. フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ砂肝を加えて焼き色が付くまでしっかり目に炒めます。
3. 2.にピーマンと[調味料パート]を加えて絡めながらとろみが付くまで炒めます。仕上げにごま油を加えてさっと混ぜればできあがり。
  
  • ちょっと濃い目の味付けですがしっかり中華料理していて美味しいですよ。冷めても食感が変わらないのでお弁当のお菜にもオススメです。
  • 中華料理では料理名に単に「肉」と書くと豚肉を指すのでこの料理は「青椒肉絲」とは呼べません。なので「風」を付けました(砂肝を指す漢字はPCでは変換できないのだ)。
  • 手持ちがあれば甜麺醤、豆鼓醤を少し加えると風味が複雑になってより本格的な味が楽しめます。
  • 野菜類は他にもネギ、もやし、細切りにして茹でた人参、キノコ類(椎茸、しめじなど)などをありあわせで加えるといろいろな栄養素が摂れますよ。


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