TOP >> Gのレシピ集 >> ご飯もの >> 醤油カツ丼
            

     醤油カツ丼
難易度:★★☆ 調理時間:10分


 

このエントリーをはてなブックマークに追加
 (過去の『特集』情報
「おせち料理特集(2013年バージョン)」
 (過去の新着情報)
 
 姉妹サイト「Gの書斎」
 ツイッター
 携帯版「Gの食卓」
 携帯版「Gの書斎」
 
アフィリエイト・SEO対策
 
 
21世紀が始まった年。 うちの会社は東京に本社を持つことに
なりました。いわゆる関東進出というやつですかね。で、その頃
組んで仕事をしていた相方と交代で週の半分ずつ東京に出張して
新しいお客さんの開拓に勤しんでおりました。 もちろん、仕事
ですし、ホテル暮らしではあるのですが初めての東京生活はなか
なか新鮮でテンションが上がるものでした。 勢いランチもつい
つい目新しいお店を探しがちで新橋と浜松町の間くらいにあるト
ンカツの専門店に行ったりしましたっけ。結構高級なお店でした
。 ランチタイムをだいぶ過ぎていたこともあってお客は他にお
らず店内は静謐そのものでした。目の前で揚げてくれるスタイル
なのですが油を温めるご主人の目が真剣でこっちまで緊張しちゃ
いました。小さなパン粉を油に放り込んでは浮き上がってくるま
での時間で油の温度を確かめていよいよカツを投入──いや、ホ
ント目が怖いんですけど…… どうぞと出されたロースカツ定食
はその真剣な眼差しに似つかわしいキリッとした味わいでした。
あれから二十余年、福井の新名物らしいこの料理を作っていて
ふとその店の静謐さを思い出しました。切れ味抜群の名刀の如き
醤油の味わい。この一杯はあの店の佇まいに通じる味わいがある
ような気がしました。
 (1人分)

 ・ご飯
 ・とんかつ用豚ロース
 ・塩、ブラックペッパー
 ・卵
 ・薄力粉
 ・パン粉
 ・揚げ油
 ・大根
 ・キャベツ、人参などの野菜類
[タレパート]
 ・濃口醤油
 ・味醂
 ・砂糖
 ・かつおだしの素

1膳分
1枚
少々
1個
少々
適宜
適宜
1cmの輪切り
たっぷりめ

24g(大匙1+小匙1)
6g(小匙1)
6g(小匙2)
少々
1.  揚げ油を170度に温めます。豚肉の筋を切って塩、ブラックペッパー、薄力粉をまぶします。よく溶いた卵をくぐらせてパン粉をまぶし、再度卵をくぐらせてもう一度パン粉をまぶします。
  • 卵液とパン粉を二度付けすることで衣が熱くなり火の通りが柔らかくなります。
2. 1.のトンカツを揚げ油に投入し片面2分ずつ合計4分揚げます。揚げ上がったら肉を立てるようにして油を切ります。
  • 肉を寝かせずに立てると油はよく切れます。
3. 2.をやっている間に大根は皮を剥いておろします。野菜類は千切りにします。[タレパート]を合わせて電子レンジの500ワットで1分チンします。
4. 丼にご飯をよそい、たっぷりの野菜の千切り、1cm幅に切ったカツ、大根おろしの順に載せていきます。上から[タレパート]をたっぷりかければできあがり。
  
  • 甘辛く仕上げる一般的なカツ丼とは別物。少し甘めに調整した醤油のキリッとした味わいが楽しめる一杯です。甘さ控えめがお好きな方は砂糖の量を加減してください。
  • 醤油カツ丼は2010年頃に福井県にあるお醤油屋さんで考案されたカツ丼だそうです。今では福井のご当地カツ丼になっているそうですよ。
  • ポイントはたっぷりの野菜を使うこと。キャベツの千切りの代わりに大根のツマを使っても良いですし洋風にレタスを使うのもありです。
  • [タレパート]の代わりにめんつゆを使うとかなりお手軽に作れますよ。


本サイトの著作権は全てサイトマスターに帰属します。本サイトの転記は、ご遠慮願います。

inserted by FC2 system inserted by FC2 system