鱈のちり蒸し 難易度:★★☆ 調理時間:135分 |
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食材や料理名が俳句の季語になっているものは案外あります。昔 の人はそれを食べることで季節を感じたり季節を楽しんだりして いたんでしょうね。 例えばアワビやいかなごは春の季語、クリ ームソーダやクレソンは夏の季語です。てか、そういう洋風のも のも季語になるんだw ちょっと変わったところでは甘酒も夏の 季語です。今では冬に飲む飲み物のイメージが強いですが江戸 の昔は夏に冷やして飲む定番だったらしく甘酒売りの声を聞くと 夏が来たなぁと感じたとか。 甘藷(さつまいも)や栗、栗飯は秋 の季語──これはなんとなくわかりますね。熱燗や鮟鱇(あんこ う)は冬の季語。確かに冬になると恋しくなるな。 そして白身 魚を使った淡白な鍋、「ちり鍋」も冬の季語です。 ちり鍋は白 身魚と豆腐や野菜を一緒に煮た水炊きです。特徴は煮汁に味を 付けないこと。煮えたものを小鉢にめいめいが取ってポン酢醤油 やもみじおろしに浸けて戴きます。一つの鍋からよそっても違う味 が楽しめるのが良いですね。 ちり鍋と言えばふぐを使った「て っちり」がすぐに思い浮かびますが鱈のちり鍋もけっこうイケま す。 ちり鍋に限らず冬になると鍋料理が恋しくなるのですが一 人鍋って仕立てるのがちょっとおっくう。その上、材料をいろい ろ揃えるとなるとお財布的にも痛い。なのでなかなか作ることが ありません。 なら外食で食べれば良いのではとも思うのですが それもけっこうハードルが高い気がします。人目をさほど気にす る質ではありませんがそれでも座敷に一人座って一人で鍋をつつ いている光景はなんか寂しい。もしかしたら一人焼き肉より抵抗 感が強いかもw 過日、タラが安かったので購入。洋風のソテー や揚げ物はちょっと前に作ったばかりだったので和風が良いなぁ と思ったのですが鍋はやはり気が進まない。 他に白身魚の食べ 方はないかしらん──なんて思いながらネットを検索していて「 ちり蒸し」という料理を見つけました。 ちり蒸しとはちり鍋に 使う材料を蒸し器で蒸した料理らしい。これなら鍋一杯分の材料 を揃えずとも具材を食べたいだけ器に入れて蒸すだけなので鍋よ りはハードルが低そう。そう思いまして人生初のちり蒸しに挑戦 してみました。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・鱈 ・塩 ・椎茸 ・木綿豆腐 ・酒 ・昆布出汁の素 ・ポン酢醤油 |
ひと切れ 適宜 2、3本 半丁 15g(大匙1) 小匙1/2 適宜 |
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