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     手羽餃子
 難易度:★★☆ 調理時間:45分


 

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戦前、鶏肉は高価だったようです。当時の神戸市の機関誌を読ん
だことがあるのですが、市が企画する今でいうバーベキューのよう
な案内がありまして、「鶏すき」を六甲山で食べましょうといった内容
でした。材料の値段が書いてあるのですが鶏肉や卵が松茸よりず
っと高い!! いや、松茸が今の感覚からするとかなり安いのにも
驚いたのですが。
時を経て昭和37年ごろ山田六郎という実業家がヨーロッパを視察
中にカボチャのように丸まっちぃ形の鶏肉を見かけます。これが
柔らかくて旨い。よっしゃこれを輸入して一儲けしちゃろ。と考えた
彼は帰国後、「くいだおれブロイラー株式会社」という会社を創設し
ます。そう、山田六郎といってもピンときませんが、あの道頓堀の
人形でも有名な「くいだおれ」の創業者です。そして、彼が日本に
ブロイラーという鶏をもたらした人なのです。
後にブロイラーは劣悪な飼育環境や化学飼料の問題でいろいろ
批判を浴びますが、国内の鶏肉価格を一気に低下させ鶏肉を日
常の食卓にリリースした立役者であったこともまた間違いではあり
ません。
もし、ブロイラーが輸入されておらず相変わらず鶏肉が高級なまま
であったらこんな料理も登場しなかったかもしれませんね。ちなみ
に手羽先に餃子の具を詰めて焼いたり揚げたりする手羽餃子が
登場したのは1980年代のようです。
 (2人分)

 ・手羽先
[手羽先の漬けダレパート]
 ・麺つゆ
 ・酒
 ・塩、ブラックペッパー
 ・ごま油
[餃子の具パート]
 ・豚ミンチ
 ・ニラ
 ・キャベツ
 ・おろしにんにく
 ・おろし生姜
 ・濃口醤油
 ・鶏がらスープの素
 ・塩、ブラックペッパー
 ・ごま油

4本

小匙2
5g(小匙1)
少々
少々

50g
1本
100g
ひとかけ分
ひとかけ分
4g(小匙1弱)
小匙1/2
少々
少々
1.  手羽先の関節部分に力を加えて脱臼させます。太い方(身がいっぱいついている方)に包丁か料理バサミを入れて骨の周りの肉を外します。ズボンをずらす要領で(って、どういう喩えだ)、骨を露出させていきあらかた骨が現れたら捻って引っこ抜きます。ちぎれた肉があれば手羽の中に戻しておきます。
2. 1.をビニール袋に入れ、[手羽先の漬けダレパート]を加えて15分漬け込みます。
3. 2.をやっている間に[餃子の具パート]のキャベツとニラを細かいみじん切りにし残りの材料を加えて粘りが出るまで練っておきます。
4. 2.の水気を切って3.を骨を抜いた袋状の肉の中にしっかり詰めます。
5. 天板に焼き網を載せクッキングシートを敷いて4.を重ならないように並べます。180度に予熱したオーブンで20分やけばできあがり。
オーブンがなければフライパンで蒸し焼きにしてもOKです。
  
  • ジャンク!! けど、美味しいです。焼き鳥と餃子が同時に楽しめる感じかな。とにかくビールが欲しくなります。
  • 餃子の具は一般的な餃子のレシピをベースにしたのですが改良の余地あり。いっそ、鶏胸ミンチをベースに刻んだ野菜をいろいろ加えてカレーで味つけするインドのサモサ風にすると面白いかも。
  • 中温の油で揚げて唐揚げ風にしてもおいしそう。その場合は口から餃子の具が漏れそうなので爪楊枝で止めましょう。爪楊枝の代わりにスパゲティを折って使うと全部食べられますので更に良し。
  • 結構脂っこいので沢山は食べられませんがいっぱい作って冷凍しておくとおつまみが欲しくなった時に重宝しそうです。


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