トマトのガーリックスープ 難易度:★★☆ 調理時間:15分 |
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お料理バトルアニメ「食戟のソーマ」のエピソードに主人公がフ レンチレストランに研修に行くお話がありました。出向いた先は パリでトップクラスのお店の東京支店。厨房ではフランス語の用 語が飛び交います。 ポワレ、シュエ、アルミット、エスカロッ プ、デグラッセ、シズレ、ロティ、ブレゼ、アロゼ…… フラン ス料理の素養がない主人公はなかなかついていけずまごつきま す。それを観ていたアニメの視聴者からもこんなコメントが飛び出 していました。 「日本語でOK」「ここは日本なんだから日本 語で話せよ」 なんてね。いや、気持ちはとてもよくわかるので すがちょっと考えてみてください。 例えば野球の試合で「ここ は日本なんだから全部日本語でやるぞ」なんて言われたらどうで しょう。戦時中じゃあるまいし審判がストライクの代わりに「よ し」とかボールの代わりに「ダメ」なんて言ってたらなんか違う ってなりますよね。 主人公のソーマ君が直面した状況ならなお のこと。開店準備の厨房は戦場。主人公以外のスタッフは全員ベ テランのプロ。当然、使い慣れたフランス語で会話した方がコミ ュニケーションはスムースにいきます。わざわざ研修生の小僧1 人のために日本語に訳してくれる暇なスタッフなどいるはずもな いじゃないですか。このシーンはフレンチの用語を多用すること でピリピリした緊張感を演出することに成功していました。 と ころで、なぜ僕らは野球だと英語の用語を使った方がしっくりく ると感じたのでしょう。それはストライクもボールも僕らの中で 十分に浸透した言葉で今更説明してもらわなくても誰もが知って いるからです。フレンチの調理用語も僕らの日常で当たり前に使 われるようになれば誰も気にしなくなるでしょうね。って、そん な日がいつかくるのかな?? 調理用語はまだまだ耳馴染みがな いけれど食材については外国語がずいぶん僕らの生活に浸透し てきているように思えます。 たとえば、ポテト、キャロット、オ ニオンと聞いても多くの人がじゃがいも、人参、玉ねぎのことだ と理解できます。今が昭和の三丁目の夕日くらいの時代だったら 町の人たちはこう言ったんじゃないでしょうか。 「日本語でO K」 自分の知らない言葉に抵抗を感じるのは今も昔も変わらな いだろうなと思います。 それと同じく「トマトのガーリックス ープ」なんて小洒落た料理名を聞かされても今では多くの人が「 トマトを使ったにんにく風味のスープね」って多くの人が察せら れると思います。 ガーリックがにんにくを指す英語だというの もずいぶん浸透してきた証拠なんだろうな。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・トマト缶(ダイスカット) ・にんにく ・玉ねぎ ・ベーコンまたはハム ・オリーブオイル [スープパート] ・水 ・塩 ・コンソメの素(顆粒) ・ブラックペッパー [仕上げパート] ・オリーブオイル ・粗挽きブラックペッパー |
100g(約1/4缶) ひとかけ 1/4個 少々 4g(小匙1) 250g(250ml) 1g(小匙1/6) 小匙1/2 少々 4g(小匙1) 少々 |
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