トマトときゅうりの胡麻酢和え 難易度:★★☆ 調理時間:5分 |
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春には芽を。夏には葉を。秋には実を。冬には根を食べなさい。 お料理時代小説「みをつくし料理帖」に出てくる言葉です。野 菜は季節ごとに美味しい旬となる部位が異なることを僕らのご先 祖は経験から知っていたんですね。 いやいや夏に出回る夏野菜 は葉じゃなくて実を食べるじゃんというなかれ。それはちょっと した認識の行き違いだと思うのです。 まず、春夏秋冬が江戸の 昔と今では時期が1ヶ月ほどずれます。太陽暦を採用している現 代の2〜4月が太陰暦を使っていた江戸時代の春なのです。同じ ように夏は今の5〜7月。8月〜10月が秋なんですね。 なの で僕らが夏野菜と呼んでいるものの旬は半分秋に足をかけている わけです。 加えて江戸の昔にはなかったトマトやきゅうりなん て野菜は当然みをつくし料理帖のあずかりしない想定外です(き ゅうりなんかは昔からありそうな気がしますが実は本格的に普及 したのは昭和になってからです)。 とまれ、今年は早々に梅雨 が明けて夏がやってきました。毎日暑いのはうんざりですが夏野 菜は僕の大好物です。水気をたっぷり含んでそのままかぶりつけ るものがたくさんありますし、色が鮮やかなものも多くて楽しい 。 火を通さなくても食べられるから短時間で調理ができて見た 目も鮮やかな盛り付けになる──そんな夏野菜たちを使ってこん な料理を作ってみました。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・トマト ・きゅうり ・もずく ・塩 [漬け汁パート] ・酢 ・濃口醤油 ・砂糖 ・塩 ・すりごま ・おろし生姜 |
半個 半本 1カップ 少々 7.5g(大匙1/2) 6g(小匙1) 3g(小匙1) ひとつまみ 小匙1 ひとかけ分 |
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