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     鶏と大根の中華煮
難易度:★★☆ 調理時間:20分


 

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洋食とは何か? なんていきなり質問されたら戸惑ってしまいそ
うですが気を取り直して答えるとすれば 「欧米圏で考案されて
欧米圏で食べられてきた料理」 ということになりますかね。け
れど世の中にはこの定義に当てはまらないのに洋食っぽい料理
がたくさんあります。 たとえばスパゲティ・ナポリタン。ナポリ
に行ってもこの料理はありません。純粋に日本生まれの料理なの
ですがこれを和食と呼ぶかというと……無理があるよなぁと感じ
ます。 ジャーマンポテト然り、シャリアピンステーキ然り。純
粋な日本生まれの料理なのですが 使う食材も調味料も洋食のそ
れ。敢えて分類するとすればやはり洋食なのでしょう。 同じこ
とが中華料理にも言えます。例えば天津飯は天津の料理店のメ
ニューにはありません。あ、天津市内でも日本人向けのレストラン
では出す店もあると聞いたことがあるな。かと言ってそれを「本
場の天津飯」と言うのはいささか抵抗があります。なぜなら天津
飯は日本生まれですから。けれどこれも洋食と同様和食と呼ぶに
は材料も味付けもかけ離れていて敢えて定義するならやはり中華
料理なのでしょう。これを踏まえて改めて問います。 中華料理
とは何か? ただし、日本生まれの中華料理も含めて定義せよ。
これで「中国で考案されて中国で食べられてきた料理」という
解は封印されます。とすれば着目すべきポイントは2点。使われ
ている食材または味付けすなわち使われている調味料を軸に定
義すべきということになりそうです。 けど前者は例えば中華料理
の代表的な食材の白菜(日本に渡来したのは江戸時代後期です)
を使った和食は星の数ほどあるので白菜を使っているから中華
料理という定義はかなり乱暴な気がします。 ということで消去法
──中華料理とは中華料理っぽい味付けの料理である。以上!
つまり食べてみて「あ、なんか中華っぽい」と思えるものは中華
料理と言って良いのでは? という抽象的だけどなんか納得のい
く答えにたどり着きました(って、そうか?)。 たとえばこの
料理。名前からして「中華煮」と付いているので中華料理っぽい
雰囲気を醸し出しておりますが食べれば納得。まさしく中華料理
と呼んで良い味なんじゃないかなと思ってしまいました。
 (1人分)

 ・鶏もも肉または胸肉
 ・大根
 ・刻み葱
 ・生姜
 ・ごま油
 ・水溶き片栗粉
[煮汁パート]
 ・水
 ・濃口醤油
 ・酒
 ・砂糖
 ・オイスターソース

150g
3cm
適宜
スライス1枚
4g(小匙1)
4g分

150g(カップ3/4)
9g(大匙1/2)
7.5g(大匙1/2)
6g(小匙2)
3g(小匙1/2)
1.  大根を下茹でする湯(分量外)を沸かします。待っている間に大根はかつら剥きにして1cm厚のいちょう切りにします。湯が沸いたら大根を投入して5分下茹でします。
2. 1.と並行して鶏肉は食べやすい大きさに切ります。生姜は千切りにします。
3. フライパンにごま油と生姜を入れて中火にかけます。香りが立ってきたら鶏肉を加えて焼き色が付くまで2分程度炒めます。更に水切りをした大根を加えてさっと1分程度炒めます。
4. 3.に[煮汁パート]を加えてひと煮立ちさせます。落し蓋をして弱めの中火で10分煮込みます。落し蓋を取って水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。これを器に盛り付け刻み葱を散らせばできあがり。
  
  • 一口食べると「あ、中華」って思える味付けです。素朴な惣菜ですがほっこりした気分になります。
  • 味の要は生姜とオイスターソース。これらを加えると味がぐんと中華寄りになるのです。
  • お好みで白菜や茸を一緒に煮ても美味しいですよ。


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