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     鶏ハツのガーリックバター炒め
難易度:★★☆ 調理時間:7分


 

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「いらっしゃい。タンとハツならもう焼けてるよ」 高橋留美子
原作の1ポンドの福音がOVA化された際の作中のセリフです。
主人公は若手ボクサー。実力はあるのについつい食べ物の誘惑
に負けて減量に失敗してしまう筋金入りの根性なし。そんな彼が
教会のシスター見習いに一目ぼれして……といったお話です。 で
、今日も今日とてランニング中に見かけた屋台の串焼き屋にふら
ふらと寄って行ってしまいそれを見た屋台の主人に 「タンとハ
ツならもう焼けてるよ」 なんて声をかけられてしまう始末。特
段重要なシーンではないのですがなぜかこのセリフが耳について
同作を鑑賞してから40年近くが経つというのに記憶に残ってお
ります。 タンというのは舌のことだよな──牛タンの串焼きか
な。けどハツってなんだろう。食べたことないけど美味しいのか
な。このセリフを覚えていた理由はまだ見ぬ「ハツ」という 食
べ物──おそらくは肉の部位──に興味を惹かれたからかもしれ
ません。 件のハツが心臓を指す言葉で英語のhearts(ハ
ーツ)が縮まった呼び名だと知ったのはもう少し後のことだった
と思います。機会を得て鶏のハツを食べてみましたが噛み応えが
あって美味しかったな。それ以外にも焼肉屋で牛や豚のハツも戴
きましたし、変わった体験としては鮪のハツを戴いたこともあり
ます。あれは天満の日本酒バーで飲んでいた時のこと。隣に座っ
た巨体のおじさんが本職の漁師さんでその日獲った鮪の心臓を
持ち込まれていて板前さんが刺身に捌いたのをお相伴にあずか
ったのでした。塩とごま油に浸けて頂いたのですがあれも美味し
かった。そして多分一生で一度の体験になるんじゃないかな。今
後とも鮪の心臓を刺身で食べるなんていう機会はそうそうやって
来ないでしょう。 お店で食べて美味しかったものは自分でも作って
みたくなるのが料理好きの性。スーパーではなかなか見かけませ
んが鶏肉専門の精肉店でハツを見つけて購入。見よう見まねで
焼いてみたのですがイマイチ味が気に入らない。爾来、思い出し
たようにハツを買って帰っては挑戦しているのですがなかなか思
うような味にならない。 で、過日少し視点を変えて洋風にこんな
料理を作ってみました。まだまだ進化する気がするのですが今ま
で作った中では一番美味しかったのでレシピをメモしておきます
 (1人分)

 ・鶏ハツ(心臓)
 ・白ネギ(緑色の部分)
 ・サラダ油
 ・レモン果汁
[調味料パート]
 ・有塩バター
 ・塩
 ・おろしにんにく
 ・ホワイトペッパー

100g
10cm
4g(小匙1)
10g(小匙2)

10g
1g(小匙1/6)
ひとかけ分
少々
1.  鶏ハツは半分に切り断面を見て血の塊があれば包丁の刃先で取り除きます。白ネギは縦半分に切って更に千切りにします。
2. 中華鍋かフライパンにサラダ油を入れて強火にかけます。鶏ハツを加えて色が変わり始めたら白ネギを加え白ネギがしんなりするまで炒めます。
3. 2.に[調味料パート]を加えて強火で1分炒めます。仕上げにレモン果汁を加えてさっと炒めればできあがり。
  
  • バターの濃厚な風味とにんにくの刺激的な香り。ガリバタ風味はやっぱり鉄板です。打ち明けてしまうと別に鶏のハツじゃなくても美味しいやつじゃんという気がしないでもないのですが美味しいことは間違いなし。
  • 鶏のハツはわりと小さい部位なのでちまちまと箸でつまんで食べることになります。お惣菜としても美味しいけどやっぱりおつまみ向けかな。
  • 鶏ハツは血合いさえ取ってしまえば血抜き等の下処理なしですぐに調理できます。お酒を飲んでいて口寂しくなった時など手早くパパっと作れてしまうところが嬉しいですね。
  • よりスパイシーにしたい場合はホワイトペッパーを粗挽きブラックペッパーに変えてみてください。


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