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     鶏の蒲焼き丼
難易度:★★☆ 調理時間:15分


 

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西暦で言えば1800年頃、元号が文化文政だった時代、江戸の
町では庶民の食文化が非常に発展していました。握り寿司がお手
軽なファストフードとして生まれたのもこの頃です。吉野家のキ
ャッチコピーのように「早い、うまい、安い」の三拍子がそろっ
た食べ物として大人気だったのですがその安さには秘密がありま
した。 実は使っているネタが少量で済む。 当時の握りずしの
大きさは今の3倍くらい。丁度おにぎりくらいのサイズだったそ
うですがそれにしてもご飯と刺身を別々に供する定食スタイルに
比べたらほんの申し訳程度の量の刺身で済んじゃうのです。 そ
れでも十分満足感が得られた秘密はご飯と合体させたこと。当時
は白いご飯自体がごちそうでしたから江戸庶民視点からすると「
しかもその上におかずまで載っているんだぜ」という認知だった
のかもしれません。確かにおにぎりサイズの握り寿司なら2、3
個食べればお腹いっぱいになりそうですね。 ご飯とおかずを合
体させるという似た発想の食べ物に丼物があります。あれも比較
的低価格で抑えられていますが、その秘密は一緒にご飯を食べ
ているからに相違ありません。 ちょっと天丼をイメージしてみて
ください。何種類もの天ぷらがみっしりと丼の上に載っていてめ
っちゃ豪華なヴィジュアル。けど、天丼屋の「並」の価格なら5
〜600円くらいです。 「こんな値段で良いのかな」 と思う
前にそのイメージからご飯を抜いてみてください。そしてご飯の
おかずとして天ぷらをお皿の上に盛り直すと意外にすっかすかな
のがわかります。 実はひとつひとつの天ぷらのサイズは丼から
こぼれ落ちないようにかなり小さめ……なんなら「一切れ」と言
っても差し支えないサイズに仕立ててあるのです。丼という器に
トッピングを盛り付けられる面積って普通のお皿よりずっと狭い
んですよw だからといって「騙されたっ」と怒るなかれ。それ
に白いご飯を合体させることでお腹いっぱいになって店から出ら
れるのですから文句をいう筋合いでもないでしょう。 えと、何
が言いたかったかというと丼物に使う具材は少量で済むので安く
抑えられるという発想は家でご飯の支度をする時には逆転させる
ことができるのです。 おかずにするには寂しすぎる量の食材が
冷蔵庫に残っている…… そんな時は丼物にしちゃいましょう。
十分お腹いっぱいになって「ごちそうさま」と言えるランチが楽
しめますよ。
 (1人分)

 ・ご飯
 ・鶏むね肉
 ・青菜(小松菜など)
 ・(お好みで)粉山椒
 ・ごま油
[タレパート]
 ・濃口醤油
 ・味醂
 ・酒
 ・砂糖
 ・酢
 ・(あれば)花椒

1膳分
100g
ひとかぶ
少々
4g(小匙1)

12g(小匙2)
12g(小匙2)
10g(小匙2)
6g(小匙2)
5g(小匙1)
少々
1.  胸肉を茹でるお湯(分量外400mlくらい)を沸かします。待っている間に胸肉から皮をはぎ、観音開きにしておきます。湯が沸騰したら胸肉を投入して蓋をし、再沸騰したらすぐに火を止めて常温になるまでゆっくり冷まします。冷めたら5mm厚のそぎ切りにします。
冷めた後、胸肉を半分に切って赤いところがあれば再度軽く茹でてください。
2. 青菜はざく切りにします。中華鍋かフライパンにごま油を入れて青菜の茎を加えて1分炒めます。更に葉を加えて30秒炒めます。これを一旦皿に取ります。
3. 2.の中華鍋(かフライパン)を洗わずにそのまま[タレパート]を入れて中火にかけひと煮立ちさせます。これに鶏肉と青菜を入れ、火加減を強火にして一気に水気がほぼなくなるまで煮て煮詰まったら火を止めます。
4. 丼にご飯を盛って鶏肉、青菜をトッピングし残った[タレパート]を回しがければできあがり。お好みで粉山椒を振って頂きましょう。
  
  • 鉄板の甘辛ダレが食欲を爆上げしてくれます。ポイントは[タレパート]に酢を加えていること。こうすると味がくどくなくさっぱりするのです。シビ辛系の花椒も良い感じ。
  • 鶏むね肉は高温で火を通すと身がぱさぱさになってしまいますので火を止めた熱湯に入れて余熱で火を通しています。手間を惜しまないのであればジップロックにお肉を入れて炊飯器の保温モード(約70度)で1時間くらいかけて火を通してください。
  • 工程3.で、もたもたすると鶏肉がぱさぱさになってしまいます。強火で手早く仕上げましょう。
  • 胸肉の代わりにささみを使っても美味しく作れますよ。


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