鶏むね肉の磯辺揚げ 難易度:★★☆ 調理時間:10分 |
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衣をつけた揚げダネをたっぷりの油で揚げる料理。天ぷらは文化 文政年間(西暦1800年前後)に発展したようです。 庶民が 気軽に口にしたということは揚げ油が大量生産されて価格が下が ったという背景があったんでしょうね。 元々、寿司や天ぷらは 屋台料理で立ち食い蕎麦のような感覚で客がふらっとやってきて ひょいひょいとつまんで駄賃を置いていくというスタイルの食べ 物でした。道具を揃える初期投資は掛かりそうですが揚げ種は安 い食材で構いませんし、一度にたくさん作れて作り置きも利く案 外良い商売だったのかもしれません。 ところがやがて屋台では なくちゃんとした店を構えた専門店が登場し金持ち相手の商売を 始めたあたりから天ぷらは高級料理化します。その分、食材も高 価になり揚げ方や衣も多様化して食通たちを唸らせるようになり ました。 そして200年後の今では天ぷらは高級料亭で出され る高価なものとチェーン店など庶民的な店で出される格安なもの の二極化が進んでいるようです。 寿司もしかり、ステーキもし かり、フレンチやイタリアンなどの洋食もしかり高い店と安い店 の両極端が共存する業態というのは飲食店のひとつの帰結なの かもしれません。更に100年後。2100年頃にはどうなってい るんでしょうね。 そんな天ぷらの発展の中で考案された変わり 衣は数あれど海苔を衣に混ぜ込んだ磯辺揚げはごく大衆的な料理 で庶民に馴染みの深いものだといえるでしょう。 とある夕飯。 そんなことを考えながら鶏肉で磯辺揚げを作ってみました。 | |||||||||||||
(2人分) | |||||||||||||
・鶏むね肉 ・揚げ油 [下味パート] ・酒 ・塩 [衣パート] ・天ぷら粉 ・青のり ・鰹だしの素 |
1枚 52g(大匙4) 7g(大匙1/2) 2g(小匙1/3) 15g+規定量の水 小匙1 小匙1/2 |
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