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     鶏むね肉と白菜の中華煮
難易度:★★☆ 調理時間:25分


 

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もはや「往年の」という冠を付けた方が良いのかもしれませんが
グルメ漫画の金字塔「美味しんぼ」は良くも悪くも僕らの食生活
に様々な影響を与えました。日本の食文化を見直す機会を与え
てくれたこと。身近な料理にも様々な工夫と手間がかけられてい
ることを再認識できたこと。同じ料理でも使う食材によって雲泥の
差の出来があると教えてくれたことなど同作の功績は計り知れま
せん。 反面、特定の料理や食品添加物に対して行き過ぎた批判
や時に強い言葉で罵倒する場面もあったりしてトラウマを植え付
けられた人も少なからずいたようです。僕なんかも飲み屋で飲ん
でいたらいきなり奥の座敷から怖いおじさんが出て来て「この小
鉢を作ったのは誰だ。女将を呼べ」なんて怒鳴り散らしたりしな
いだろうかと連載当時はけっこう恐怖に感じていました(笑)
あるいは伝説の炒飯の回で絶賛された「余分な油がとんで飯が
ぱらりとなる炒飯」の呪縛にハマってしまい。何年も何十年もぱら
ぱらの炒飯を追求し続けた人が少なからずいたとかw 中でも僕
が首を傾げたのは手間とヒマを混同した意見でした。確かに鍋に
付きっ切りになる料理はその間他の作業ができず手間がかかって
大変です。けどヒマのかかる料理はそうではないと思うのです。
たとえばそばツユの要になる蕎麦の返し(本返し)は仕込んで
から3週間以上寝かせるというエピソードがありましたが仕込ん
でしまえばあとは基本的に放置です。ツボの前に3週間張り付い
ているわけではありません。職人さんはその間、別の作業をして
います。けど同作では「これだけの時間をかけるから凄いんだ」
と絶賛しているんですよね。 けどね、極論を言えば仕込んだこ
とをすっかり忘れて「あ、そういえばこんなの作っていたな」と
気づいても何の問題もなし。すぐに美味しい蕎麦が頂けます。時
間経過がもたらす恩恵を作った人の手柄のように絶賛するのは
ちょっと違う気がするんだけどな。なんてスピリッツのページをめ
くりながら思いました。 ヒマのかかるだけの料理はぶっちゃげ
て言うと楽ちんです。仕込んであとはほったらかし。それで美味
しくなるのですから言うことなし。ただ「これは仕込んで1週間
も寝かせたんだよ」とかいう自慢は極力しないでおこうと自戒し
ております。 この料理も放置系料理のひとつです。仕込んだら
あとはほったらかし。白菜から出る水分で煮込んでくれます。そ
の手柄を自慢するかどうかは別としてこういったレシピの引き出
しをストックしておくと夕飯の支度はぐんと楽になりますよ。
 (1人分)

 ・鶏むね肉
 ・白菜
 ・片栗粉
 ・ごま油
[下味パート]
 ・濃口?油
 ・酒
 ・砂糖
 ・おろし生姜
[調味料パート]
 ・蕎麦の本返しまたはめん
  つゆ
 ・オイスターソース
 ・鶏がらスープの素
 ・豆板醤

150g
200g
14g(大匙1.5)
6g(大匙1/2)

4g(小匙2/3)
7.5g(大匙1/2)
2g(小匙2/3)
ひとかけ分

14g(小匙2強)

14g(小匙2強)
小匙1/2
3g(小匙1/2)
1.  鶏肉は一口大に切ります。白菜は食べやすい大きさにざく切りにします。鶏肉と[下味パート]を合わせて10分置きます。
2. 鶏肉に片栗粉を合わせて粉っぽさがなくなるまで混ぜます。冷たいフライパンにごま油を入れて中火にかけます。これに鶏肉を皮目を下にして並べ(重ならないように注意)3分焼きます。
3. 2.の鶏肉をひっくり返してその上に白菜をまんべんなく敷き詰めます。[調味料パート]を回しがけたら蓋をして弱めの中火で10分蒸し焼きにします。
  • 白菜から水がたっぷり出るので焦げ付く心配はありません。蓋がきちんと締まらないようならギュッと上から押しつけて圧着してください。
4. 蓋を取ってざっくり混ぜればできあがり。
  
  • これを作った夜はちょっと寒かったので豆板醤を利かせました。辛いのが苦手な方は抜いてもOKです。
  • 白菜をどさっと載せて仕込んでしまえばあとはほったらかしの楽ちん料理です。白菜からたっぷり出る水が煮汁になって良い感じに仕上がってくれます。
  • 人参や茸などいろいろ具材を足すと栄養価がアップします。ちょっと変わったところでは細切りにしたじゃがいもを一緒に煮ると腹持ちが良く満腹感もアップした一皿になりますよ。


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