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     豆乳の和風ビーフストロガノフ
難易度:★★☆ 調理時間:2時間12分


 

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もしもタイムマシンを手に入れたならいつの時代のどこに行きた
い? なんとも魅力的な質問です。 観る事が出来なかった歴史
的名試合 名優が演じる伝説の舞台 今はつぶれてしまった名店
あるいは歴史上の大事件の目撃者になってみたい? 行きたい
時代も場所もあまたあるので迷いますが根が食いしん坊なのでど
れかひとつと言われれば明治時代の洋食屋さんなんて行ってみ
たいかもと思っちゃいます。 時は明治5年。場所は東京京橋区采
女町。ここに東京初の西洋料理店「築地精養軒」が開業したので
す。この店は日本におけるフランス料理店の草分けでもあります
。 「海軍士官たる者、洋食マナーを重視すべし。しかるに西洋
料理は築地精養軒を利用すべし」 時の海軍大臣、西郷従道がそ
んなお達しを出したので士官たちも頻繁に通ったとか。供された
ディナーの献立例をネットで見つけましたがこんな感じだったら
しい。 生ガキ、二種のスープ、ノルマンディ風の鯛、フォワグ
ラとマッシュルームの冷製、羊のコトレット(カツレツ)、パリ
風牛ヒレ肉、口直しになるメロンのパンチ、アスパラガスなどの
野菜料理、締めくくりはマロンプリンなどのデセール(デザート
)。 品数も多いし豪華絢爛ですね。けど、それ以上に興味があ
るのは洋食に慣れていない日本人を相手にどんな味付けを施し
たのかということ。 初代シェフを務めたのはカール・ヘスという
スイス人のフレンチ料理人。彼は後輩の育成にも力を入れていた
そうで精養軒も三代目からは日本人がシェフを務めています。
もしかしたら最初は「これぞフレンチ!」てな料理を供していた
かもしれないけれど日本人の嗜好を熟知する後輩たちにバトンが
渡っていくにつれて少しずつ少しずつオリエンタルなエッセンス
を持つ和風フレンチとも呼べる皿が生まれていったんじゃないか
しらん──なんて夢想するとなんだかワクワクします。ホント、
タイムマシンがあったらなぁ(って、他に使い道は思いつかんの
か)。 築地精養軒は関東大震災で焼失しちゃいましたが支店と
して上野に開業していた精養軒が本店を引き継ぎ令和の今も営
業を続けております。 上野精養軒のメニューの中にはフレンチだ
けでなくビーフストロガノフなんていうロシア料理も名を連ねて
いるとか。関東に住んでいる間に行く機会がなかったのはちょっ
と残念……なんて思いつつ文明開化間もない頃に産声を上げた
洋食屋さんに思いをはせながら思いっきりジャパニーズ・テイスト
なビーフストロガノフを作ってみました。
 (1人分)

 ・牛こま
 ・バター
 ・椎茸
 ・玉ねぎ
 ・にんにく
 ・白ワイン
 ・白味噌
 ・豆乳
 ・レモン果汁
[牛肉の下味パート]
 ・塩、ブラックペーパー
 ・薄力粉
 ・サラダ油
[バターライスパート]
 ・ご飯
 ・バター
 ・生パセリ(みじん切り)
 ・塩、ブラックペーパー

100g
10g
1本
1/4個 
ひとかけ
40g(40ml)
12g(小匙2)
200g(カップ1)
5g(小匙1)

少々
3g(小匙1)
4g(小匙1)

1膳分
5g
2株分
少々
1.  牛こまは食べやすい大きさに切って[牛肉の下味パート]をまぶします。椎茸は薄くスライスします。玉ねぎ、にんにくはみじん切りにします。
2. フライパンに牛こまとバターを入れて中火にかけ赤いところがほぼなくなるまで炒めます。これを一旦皿に取ります。
3. 2.のフライパンを洗わずそのまま使います。椎茸、玉ねぎ、にんにくを入れて中火にかけ玉ねぎがしんなりするまで炒めます。これに白ワインを加えてひと煮立ちさせ豆乳、味噌を加えてひと煮立ちさせます。
4. 3.に牛肉を戻して弱火で3分煮ます。待っている間に[バターライスパート]を全部合わせてよく混ぜ更によそいます。これにフライパンの中身を添えるように盛り付ければできあがり。
  
  • 和の素材を使っているので和風と書きましたがテイストはまぎれもない洋食です。
  • ロシア料理のビーフストロガノフは生クリームやサワークリームなどを使うのですが豆乳で代用してみました。茸もマッシュルームの代わりに椎茸とちょっと和風。いずれも旨味成分を多く含む食材ですのでダシが利いていて旨いのだ。
  • [バターライスパート]の生パセリの手持ちがない場合は写真のようにドライパセリを仕上げに振るのもありです。


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