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     つけ麺
難易度:★★☆ 調理時間:7分


 

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「おせち料理特集(2013年バージョン)」
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子供の頃、お昼ご飯がうどんか蕎麦だった場合、そのスタイルは
間違いなく「かけ」でした。で、なぜか料理名に「お」がついて
おりました。 「今日はおうどんだよ」とか「今日はおそばだよ
」とか。 間違ってもざるに蕎麦を盛って蕎麦猪口に入ったつゆ
に浸して食べるなんてスタイルが供されることはありませんでし
た。 ま、箸の使い方も慣れていない子供にあんなものを食べさ
せたらテーブルの上の惨状は母に予知能力がなくても容易に予
想できたでしょうし当然の帰結だったのでしょう。けれど僕の頭の
中ではつゆがたっぷり張られた丼からおうどんやおそばをすする
のが子供用。ざるから蕎麦猪口に麺を一口分ずつ移してすする
蕎麦が大人用という妙な偏見が刷り込まれてしまいました。 その
影響は長じても続いて随分長いこと蕎麦屋でざる蕎麦を注文する
のにいささかの抵抗を感じるという妙なクセが抜けませんでした
。 それでもそういう食べ方があるということは時代劇などを観
て子供の頃から認知しておりましたので食べ方自体に違和感があ
ったわけではなくやがてはその日の気分でざる蕎麦を注文したり
もするようになりました。 ところが──同じ麺料理でもラーメ
ンは別なのです。 あれは熱々のスープに麺が浸かっている食べ
物であって決して一口ずつ別の椀に張られたスープに移して浸し
て食べるものではないのです──少なくとも僕の中では。 なの
に、20世紀の末頃からかつけ麺のお店を街中でよく見かけるよ
うになりました。お昼時にラーメンが食べたい気分になってそれ
らしいお店の暖簾をくぐろうとして軒先のメニューにずらっとつ
け麺の品書きが並んでいるのを見てたたらを踏んだこともありま
す。グルメサイトでラーメン屋さんを探すときはつけ麺専門店じ
ゃないかをまっさきにチェックするようになりました。 これも
また単なる偏見でそういう食べ方もあると受け入れれば済むはず
なのですが僕の中の抵抗感はざる蕎麦を受け入れるどころの騒
ぎではありませんでした。だって── スープの量が少ない! あ
れでは熱々のラーメンを楽しめない! あんなものはラーメンで
は……いや…なんでもないです。 年も明けて3が日が終わる頃
。いい加減おせち料理にも飽きたなぁなんて思っていたからか、
ふと魔が差してこんなものを作ってしまいました。 これはラー
メンではない! ラーメンではない別の食べ物──そう心に言い
聞かせるのですが……美味しかった。
 (1人分)

 ・中華麺

 ・豚バラスライス
 ・白ネギ
 ・ごま油
[つゆパート]
 ・水
 ・鶏がらスープの素
 ・蕎麦の返しまたはめんつゆ
 ・おろし生姜
 ・おろしにんにく
 ・すりごま
 ・豆板醤

 ・(お好みで)酢

1玉または棒ラーメン
100g
1枚(約30g)
10cm
12g(大匙1)

200g(カップ1)
小匙2
小匙2
ひとかけ分
ひとかけ分
小匙1/2
3〜6g(小匙1/2〜
小匙1)
5g(小匙1)
1.  中華麺を茹でる湯(分量外)を沸かして中華麺を投入し規定時間茹でます。茹で上がったらざるに揚げて流水でぬめりを洗い落とします。
  • あつもり(麺が熱い状態で供するつけ麺)にする場合は規定時間−1分茹でて流水でぬめりを取り、再度グラグラ茹っている新しい湯200ml(カップ1)に浸けて30秒茹でてざるに揚げます。
2. 豚バラスライスを1cm幅の小口切りにします。白ネギを3mm厚の輪切りにします。
3. フライパンにごま油を入れて中火にかけ豚バラ肉を入れて焼きます。色が変わり始めたら白ネギを加えてしんなりするまで炒めます。これに[つゆパート]を加えてひと煮立ちさせ火を止めておきます。
4. 中華麺の水をよく切り皿またはざるに盛ります。3.を温め直して器に移せばできあがり。
  
  • やはりラーメンとは別物の料理だと僕は思います。けど、これはこれで美味しい。麺自体の美味しさを楽しむならこの食べ方の方が上な気がします。反面、麺がイマイチだと残念な感じ。ちょっと張り込んででも良い麺を使ってください。
  • あつもりにする場合はぬめりを取って水で〆たあと再度湯を通します。これは麺を茹でるというよりは温める目的ですので湯の量は少量&短時間で可。但し湯の温度が下がらないよう火にかけて煮立たせてください。
  • 酢を入れるかどうかはお好み次第です。最初は入れずに途中で加えて味変させるというのもありですよ。
  • 具材はラーメン以上に自由自在。定番のもやしや茸。油と相性の良いナスなどの野菜。苦みが良いアクセントになるピーマン。トマトを使うとミネストローネ風のつけ麺になります。ま、いろいろ試してみてください。


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