つけ蕎麦 難易度:★★☆ 調理時間:30分 |
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とある噺家がこんなことを言ったとか。
「古典てのは古いって ぇことじゃねぇ。古びねぇってことだ」 明治の頃に生まれた噺 が未だに多くの人に愛されているのはその古びない鮮烈さに秘密 があるのかもしれません。 ♪風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継 中島みゆきの「蕎麦屋」の 一節です。リリースは1980年。僕が高校に入学した年の楽曲 。にも関わらず40年以上経った今でも古びることなく僕の心を 支えてくれる名曲です。 この歌で描かれる蕎麦屋はバリバリの 昭和の街角に立つ古びた佇まい。ラジオから大相撲中継が流れる 夕まぐれ2人の男が蕎麦をすする光景は哀切を感じます。 壁に はられた店の品書きはせいぜい、かけ、きつね、たぬき、月見、 ざるといったところかな。 ♪お前は丼に顔つっこんで という 一節がありますから男たちがすすっている蕎麦はざるや盛りでは なくかけの類の温かい蕎麦なのでしょう── 音楽は古びていな いけれど、その中で描かれる蕎麦屋はすっかり様変わりしました 。 蕎麦屋がおじさん達の聖地だったのも今は昔。小洒落た佇ま いはうら若い女子が1人で暖簾をくぐるのも躊躇わせません。 蕎麦の上のトッピングも昭和の頃には考えられなかったものもあ り、中にはサラダ感覚で食べる蕎麦まであるらしい。 食べるス タイルもかけ、ざるの二択だったのがその折衷ともいうべき温か いつゆに浸けて食べるつけ蕎麦なんてのも当たり前のように店の 品書きに並んでいます。 僕はわりとミーハーなので古き良き時 代を思い出して嘆くより流行り物に乗っかってしまう派。懐かし い中島みゆきの楽曲を鼻歌交じりに歌いながらこんな蕎麦を作っ てみました。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・蕎麦(乾麺) ・豚こま ・しめじ ・ごま油 [つゆパート] ・だし汁(昆布出汁) ・濃口醤油 ・酒 ・味醂 ・豆板醤 |
1束 50g 1/4株 8g(小匙2) 200g(カップ1) 27g(大匙1.5) 22.5g(大匙1.5) 18g(大匙1) 3g(小匙1/2) |
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