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     ツナコーンマヨのピッツァ
難易度:★★☆ 調理時間:100分


 

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僕の知人に変わった経歴の人がいます。 大学の専攻は理学部数
学科。 ところが学生時代にアルバイトでやった飲食店の仕事に
ドハマリ。 卒業してすぐにオーストラリアに飛んでそこの焼き
鳥屋で3年間修行。その後、ファミレスの工場(店に出す料理の
ベースを作っている工場)の工場長やチェーンの飲食店の料理長
などを経て今は個人経営の焼き鳥屋のご主人をやっています。コ
ロナ禍で経営は大変だったようですがそれでも近頃完全復活した
模様。喜ばしい限りです。 僕は結婚して彼のお店の近所に越し
たことが縁で彼と知り合い足繁く店に通うようになりました。客
がまばらなときなどに他愛ないよもやま話をするのが横浜に転勤
するまでの僕の楽しみでした。 ある時、彼がこんなことを言い
ました。 「ケータリングサービスは大きなビジネスになる」
ピッツァの宅配などのケータリングを前提とする商売ではバイク
の維持費やガソリン代が大きな負担になっているとのこと。店ま
で買いに来てくれたら半額とか2枚目はタダというサービスもそ
ういった算盤勘定があるからなのだそうです。 なので、特定の
店でバイクを保有するのではなく連絡を貰えばどこの店のどんな
料理でもその配達を一手に引き受ける商売を始めたら絶対当たる
と申しておりました。 街中を自転車で走り回るウーバーイーツ
の人達を見かけるにつけ、けだし慧眼だったなぁとつくづく思い
ます。 とはいえ宅配のピッツァが原価に比べてうんと高いのは
周知の事実。運んできてもらうバイクのガソリン代を肩代わりし
ていると思うとなんだか業腹(勝手だなぁ^^;)。 ある日曜
日、ピッツァが食べたくなったのですが、電話を掛ける代わりに
自作することにしました。お店の豪華なトッピングにはかなわな
いけどこういったシンプルなやつなら自作もありかなと思います
 (1枚)

 ・ツナ缶
 ・玉ねぎ(みじん切り)
 ・マヨネーズ
 ・コーン水煮(缶またはレトルト
  パック)
 ・マヨネーズ(絞り出し用)
 ・粗挽きブラックペッパー
[生地パート]
 ・ドライイースト
 ・砂糖
 ・ぬるま湯
 ・強力粉
 ・塩
 ・サラダ油

1缶(約70g)
1/4個
50g
1缶または1袋

適宜
適宜

3g
6g
85g
135g
一つまみ
8g(小匙2)
1.  [生地パート]のドライイースト、砂糖、ぬるま湯を合わせて予備発酵させます。残りの材料を大き目のボウルに合わせます。これらを合わせて生地がひとつになるように捏ね、生地を叩きつけるようにして捏ねます(約150回くらい)。生地をボウルに入れ濡れ布巾をかぶせて1時間発酵させます。
2. 待っている間にツナ、玉ねぎ(みじん切り)、マヨネーズ(50g)をツナの煮汁ごと合わせてよく混ぜておきます。
3. オーブンを200度に予熱します。天板にクッキングシートを敷きます。1.の生地のガス抜き(生地にパンチを喰らわす)をして麺棒で伸ばし、天板に敷きます。2.をその上にまんべんなく塗り、コーンを等間隔にレイアウトしていきます。その上からマヨネーズを絞り出します。
4. 3.をオーブンに入れて12分焼けばできあがり。上から粗挽きブラックペッパーをたっぷり振って食べ易い大きさに切って戴きます。
  
  • 定番だけど安定の美味しさ。マルゲリータは正統派ピッツァって感じですがこっちはジャンク感溢れていていかにも日本の宅配ピッツァって感じですね。
  • お好みでハムやベーコン、チーズなどを載せると豪華さが増します。
  • うちのオーブンの天板は四角いので丸く整形すると小さくなっちゃうため四角いピッツァになりました。ま、味は一緒ですから気にしない気にしない。
  • 材料表を見れば分かる通りピッツァクラフトは強力粉以外ほとんどコストが掛かりません。トッピングを載せるとは言っても如何に宅配ピッツァの2000円超えのお値段が割高かバレちゃいますよね^^;
  • このレシピのピッツァクラフトは強力粉オンリーですが薄力粉と混ぜ合わせることでその比率によって食感が変わっていきます。理科の実験よろしくいろいろ試してみてお好みの食感を探ってみてください。


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