梅と海苔の炊き込みご飯 難易度:★★☆ 調理時間:70分 |
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お弁当屋さんチェーンの草分けであるほっかほっか亭が開業した のが1976年(昭和51年)だそうです。第一次オイルショッ クの余波で高度成長期に陰りが見え始めた頃、安くてボリューム たっぷり、メニューの種類も豊富なお弁当屋さんは時代のニーズ にマッチしていたような気がするな。 そんなお弁当チェーンの 人気ランキングで常にトップ3くらいに入るお弁当と言えば── 言わずと知れた「のり弁当」。ご飯に味付きの板海苔を敷き詰め たスタイルのお弁当です。おかずは魚フライと竹輪の磯部揚げが 定番。そして何より安い。 ちょっと調べてみたのですが201 3年の消費税8%増税くらいまでは百円玉3枚でお釣りがくる価 格設定だった模様。つい10年前くらいまで200円台のお弁当 が売られていたというのはなかなか凄いことだと思います。 僕 ものり弁当はけっこう好きなのですがひとつ不満がありました。 磯の香りがして風味はとても良いのだけど……海苔がふにゃふに ゃにふやけている。コンビニのおにぎりなんかはご飯と海苔の間 にシートを噛ませて食べる時に引き抜く方式にしてあるのでパリ っパリの海苔が楽しめるのが魅力なのですがのり弁当はそこのと ころが残念な感じ。かといって間にシートを噛ませると作る手間 もかかるし、食べる時もそのシートを引き抜く手間がいる。何よ りそれでせっかくの低価格弁当のコストを上げてしまったら元も 子もないですよね。 なら逆の発想をしたらどうだろうとふと気 づきました。海苔がふにゃふにゃでも気にならないスタイルにす れば良い。例えばご飯の友の定番「海苔の佃煮」なんてふにゃふ にゃどころかドロドロと言っても過言ではないですがその食感が 当たり前になっていて気にならないし、ご飯に良く混ざるので味 が均等に馴染む。もしかして海苔弁の進化系はパリパリの板海苔 を目指すのではなく海苔の佃煮系なのでは? と思い至りました 。 海苔をドロドロに溶かすのであれば米を炊く段階で海苔を加 えて炊き込みご飯のスタイルにしてやれば良い。ついでに日の丸 弁当の進化系として梅干しも炊き込んじゃえ──なんて考えて辿 り着いたのがこの具なしの炊き込みご飯なのです。 | |||||||||||||
(1人分) | |||||||||||||
・米 ・水 ・味付海苔 ・梅干し [調味料パート] ・白だし ・酒 |
1合 適宜 6枚くらい 1個 大匙1 10g(小匙2) |
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