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     梅しゃぶうどん
難易度:★★☆ 調理時間:20分


 

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うどんと蕎麦ではどちらの歴史が古いかと言えば圧倒的にうどん
だそうです。 時代劇などでは江戸の庶民が立ち寄る店と言えば
屋台などの蕎麦屋のイメージが強いですが江戸時代初期の頃に
は江戸の町も圧倒的にうどん屋の方が多かったとか。 では「ざる
蕎麦」と「ざるうどん」はどちらが古いかというと──これは圧
倒的に蕎麦。ざるうどんが誕生するのは太平洋戦争後のことで
すが蕎麦は江戸の昔からざるというかセイロの上に載って出され
るものだったのです。 これはそれぞれが使っている?の原料の特
性の差によるものなんですね。うどんの原料の小麦はグルテンで
粉同士が繋がっていってまとまるので茹でても麺の形状を保てま
す。それに比べてそば粉は繋がらないので茹でたらバラバラにな
って麺料理じゃなくなっちゃう。なので最初は麺を蒸して提供し
ていたのだとか。蕎麦が今でもセイロの上に載っているのは蒸し
料理だった頃の名残なんだそうです。蕎麦を茹でられるようにな
ったのは蕎麦につなぎとして小麦粉を添加する手法が発明され
てから。その配合はいろいろですが小麦粉2に対してそば粉8の
二八蕎麦が有名ですね。 料理の生い立ちはともかくも夏になると
冷たいものが食べたくなるのが人情。熱いつゆに浸かっている麺
料理より冷水で〆てざるに載せられた麺の方が食欲をそそります
。 江戸の昔なら地下深くからくみ上げた井戸水で冷やすのがせ
いぜいだったのでしょうけど21世紀の今は冷蔵庫を開ければ簡
単に氷が使える世の中。ひんやり具合もひとしおなのです。 と
あるランチタイム。文明の利器のありがたみを感じながら22世
紀の僕らの子孫は21世紀に供されるこの料理をどんな風に思う
んだろうなとか考えていました。その頃には今の僕らでは思いも
つかない料理がテーブルに並んでいたりするのかしらん。それを
食べながら「令和の昔にはね……」なんて言ってたりするのかし
らん。 なんて──冷蔵庫のあり合わせで作った冷やしうどんを
食べながらそんなことを考えていた午後のひとときでした。
 (1人分)

 ・うどん
 ・牛肉しゃぶしゃぶ用
 ・大根
 ・炒り胡麻
[つゆパート]
 ・蕎麦の返しまたは麺つゆ
 ・牛肉の茹で汁
 ・水
 ・梅干し

1玉(乾麺なら1束)
100g(豚肉しゃぶしゃぶ用でもOK)
1cm
適宜

大匙2
15g(大匙1)
15g(大匙1)
1粒
1.  小鍋に肉を茹でる湯(分量外)を沸かして肉をしゃぶしゃぶの要領で軽く茹でます。これをざるに重ならないように並べて粗熱を取ります。肉の茹で汁は大匙1杯分、[つゆパート]に加えます。
2. うどんを茹でる湯(分量外)を沸かします。待っている間に[つゆパート]の梅干しの果肉をそぎ落として包丁で細かく叩きます。[つゆパート]の残りの材料と合わせてよく混ぜ冷凍庫に入れて急冷します(凍らせないよう注意)。
3. うどんをパッケージに記載された時間より心持ち長め(1分程度)に茹でて流水で粗熱を取ります。更に氷水に浸けてしっかり冷やします。並行して大根の皮を剥きすりおろしておきます。
4. うどんをざるに揚げて水気を切ります。これを皿に盛り付けお肉、大根おろしをトッピングします。上から[つゆパート]を回しがけて炒り胡麻を散らせばできあがり。
  
  • 冷たい麺類はその温度だけでも暑い夏のごちそうです。加えて梅のさっぱり風味、大根おろしの辛味、お肉のボリューム感。ちょっと贅沢なランチタイムが過ごせますよ。
  • [つゆパート]にお好みで酢(5g(小匙1)〜15g(大匙1))を加えると酸味が強化されてキリッとした風味が楽しめます。
  • お肉はしゃぶしゃぶ風に仕立ててみましたが例えば鶏の胸肉またはささみを茹でて細かく裂いたものを載せても美味しいですよ。冷蔵庫の手持ちと相談して作ってください。
  • トマトやきゅうりなどの夏野菜を加えればサラダ感を演出することもできます。いろいろ栄養も摂れますのでぜひお試しあれ。


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