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     梅豆腐
難易度:★★☆ 調理時間:6分


 

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何がきっかけだったか忘れてしまったのですが昭和初期の頃の料
理本を目にする機会がありました。 読んでみてまず驚いたのは
調味料の計り方がまるで違うこと。今の料理本の材料表はグラム
表記か計量スプーン、計量カップを基準に書かれています。容量
は小匙は5ml、大匙は15ml、計量カップは200mlでこ
れが調味料の物差しになっています(ちなみに単位は昔はccと
書かれたものがほとんどでしたがイマドキはmlに変わってきて
います)。 けどこれらの調理器具が考案されるのは戦中、戦後
のこと。当然、昭和初期には存在しません。その代わりに使われ
ていた尺度は盃1杯、お玉1杯という尺度のようです。ただ、盃
やお玉ってものによって容量にバラツキがある気がするのでけっ
こうアバウトだったのかも。 更に驚いたのは作る量。お玉一杯
の味噌なんて普通に書いてあるんですもん。何人前だよって感じ
。ま、当時の一家族の人数はサザエさん一家くらいは当たり前に
いたと思うので自然とそうなっちゃうかな。 けど、書かれたレ
シピはシンプルながらイマドキにはない発想のものもたくさんあ
って勉強になりました。その当時は当たり前にいろいろな家庭で
作られていたのにいつの間にか忘れ去られてしまった料理という
のもたくさんあるんでしょうね。更に時代を遡って江戸時代の料
理となればなおのこと。その中で今でも残っている料理がどれく
らいあるんだろうと思うとちょっと気が遠くなりそうです。 な
んてことを考えながらAmazonを検索していたら「豆腐百珍
」の復刻本が売られているのを発見しました。これの元本は江戸
時代にバカ売れした豆腐を主食材にしたレシピブックで名前の通
り百種類のレシピが書かれています。 レビューを読んでみると
「多彩な調理法に驚嘆」だの「昔の人の想像力に敬服」だのと書
かれています。歴史に埋もれてしまったレシピがあれば方やそれ
を発掘して後世に残していこうとする人もいるんだなぁと感慨に
ふけりました。買ってみようかな。 過日、ちょっと美味しい梅
干しを入手したのでこんな料理を作ってみました。豆腐百珍に載
っていても驚かないくらいいささか古臭いテイスト。 けど、1
周回って新しいかもなんて思っちゃいました。
 (1人分)

 ・豆腐
 ・梅干し
 ・鰹節
 ・刻み葱
 ・サラダ油
[調味料パート]
 ・濃口醤油
 ・味醂

半丁
1粒
2g
少々
4g(小匙1)

4g(小匙2/3)
6g(小匙1)
1.  豆腐は水切りをして小さめのざく切りにします。梅干しは実を種から外して細かく叩きます。
2. フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、豆腐を加えて崩しながら炒めます。これに梅干し、[調味料パート]を加えて水気がほぼなくなるまで和えるように炒めます。
3. 火を止めて鰹節を加えて和えます。これを器に盛り付け、刻み葱を散らせばできあがり。
  
  • 酸味の利いた小粋な小鉢料理です。ほんのり辛味と甘みもあって鰹節の香ばしい風味も楽しいですよ。
  • 水分はほとんどないのでお弁当のお菜にもおススメです。
  • 仕上げに三つ葉や糸切りにした大葉をトッピングすると清涼感マシマシになりますよ。


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