若鶏の塩唐揚げ 難易度:★★☆ 調理時間:25分 |
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最初は「から揚げ」。その後、「空揚げ」。そして「唐揚げ」に 。 唐揚げという料理に充てる表記はNHKのテレビ放送ではそ んな風に変遷したそうです。 ただ日本新聞協会では空揚げで統 一していたそうでそれに反して読売新聞では唐揚げ、朝日新聞で はから揚げまたは唐揚げだったとか──ええと、何が言いたかっ たかというと戦前から戦後にかけて新聞でもメディアでもそれだ け頻繁にからあげに関する話題が挙がっていたみたいなのです。 唐揚げと呼ばれる料理は江戸時代からあったようですがそれは 豆腐を揚げて醤油、酒で煮たものだったとか。ちなみに戦前の唐 揚げは小麦粉または片栗粉をまぶしてあんをかけた中華料理の 一種だったようです。 戦後、食糧難の対応策として養鶏が推奨さ れその鶏肉を使った唐揚げもお店で供されるようになります。発 祥は養鶏場がたくさん作られた九州だったようですね。 戦後の 唐揚げはそれまでのものとは一線を画する特徴がひとつありまし た。それは──下味をつけること。ただ粉をまぶして揚げたもの に後からタレや餡で味を付ける戦前の唐揚げにはなかった発想 です。 下味の定番は醤油に酒。これにおろし生姜やおろしにんに くを加えると言った工夫がされました。僕も唐揚げと聞くとこの 味付けがすぐに思い浮かびます。けれどそれとは別に塩をベース にした塩唐揚げというものがあるらしい。発祥は大分の小さなス ーパーで大型スーパーに客を奪われて業績が落ち込んでいた時 に考案された起死回生の1品だったとか。 そんな塩唐揚げも今で は認知度も高まり市民権を得た感があります。居酒屋では醤油派 か塩派かに分かれて熾烈なバトルが繰り広げられることもあると かないとか。 かくいう僕は醤油派で……というかそもそも塩唐 揚げというものをあまり食べたことがなかったんですよね。 過 日、クリスマス料理で卵黄を使ったら卵白だけが取り残されちゃ った。何に使おうかなとネットを検索していて見つけたのが塩唐 揚げだったのです。 この機会に「塩」の経験値を上げるのも良 きかもと思いさっそくトライしてみました。 | |||||||||||||
(2人分) | |||||||||||||
・鶏もも肉 ・マヨネーズ ・片栗粉 ・揚げ油 [漬け汁パート] ・卵白 ・おろしにんにく ・塩 ・ホワイトペッパー |
1枚(250g〜300g) 8g(小匙2) 27g(大匙3) 適宜 1個分 ひとかけ分 3〜4g(鶏肉の量が 250gの場合3g、 300gの場合4gと鶏肉 の量に応じて加減し ます) 少々 |
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