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     焼き肉のタレ・ボロネーゼ
難易度:★★☆ 調理時間:20分


 

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僕が料理を覚え始めた頃、僕の料理の師匠は母でした。 子供の
頃から食卓に上っていたおかずのレシピはひととおり教わって、
それ以外にもちょっとしたコツややってはいけないことなど様々
なテクニックを伝授されたなぁ。 そんな母がこんなことを言っ
ていました。 「コンソメスープには手を出してはいけない」
洋食のスープの中でもクリーム系のものはいくらでもごまかしが
利く。けれど澄んだコンソメスープをガチで作るのはとんでもな
く手間がかかるから自作しようとしてはいけない。お店で飲むか
インスタントで我慢しなさいといったほどの意味でした。よっぽ
ど懲りる経験をしたんでしょうね。 コンソメスープに限らず洋
食の世界では香りや味は全て素材から引き出そうとします。メイ
ンで使う調味料といえばほぼ塩だけ。あとは甘みも酸味も辛味、
苦み、旨味──それら全てを膨大な手間と時間をかけて食材か
ら引き出します。 それに対して日本は醤油、味噌をはじめとする
万能調味料の宝庫。それさえ使えば素人でもあっという間に美味
しい料理が作れちゃいます。 そういう文化的気質だからなのか
どうも日本人は調味料の開発に精力を注ぎ、その分、調理の手
間暇を省こうとする傾向があるような気がします。スーパーのソ
ースやドレッシングの棚に並ぶラインナップの多さを見ればあなが
ちその推測も外れてはいない気がするんですよね。 そんな日本
の食文化が生んだ万能調味料のひとつが「焼き肉のタレ」だと思
います。お肉を焼く時しか使わないなんてもったいない。アレは
こんな風にパスタソースにだって使えちゃうんですよ。
 (1人分)

 ・スパゲティ
 ・豚バラ肉スライスまたは
  ひき肉
 ・玉ねぎ
 ・オリーブオイル
 ・粗挽きブラックペッパー
 ・粉チーズ
[ソースパート]
 ・焼き肉のタレ
 ・トマトケチャップ
 ・ウスターソース
 ・濃口醤油
 ・おろしにんにく
 ・水
[ゆで汁パート]
 ・水
 ・塩

100〜120g
100g

1/4個
6g(大匙1/2)
少々
適宜

大匙1
20g(大匙1+小匙1)
12g(小匙2)
3g(小匙1/2)
ひとかけ分
80g(80ml)

600g(カップ3)
7g
1.  豚バラ肉は細切りにします(ひき肉を使う場合はそのまま)。玉ねぎはみじん切りにします。[ソースパート]を合わせてよく混ぜておきます。
2. 冷たいフライパンにオリーブオイルと肉を入れて良くまぶします。これをごく弱火にかけてそのままいじらずに5分焼きます。肉をざっと混ぜて焼けていない部分を下にして更に5分焼きます。このタイミングで[ゆで汁パート]を鍋に入れて沸かしスパゲティを規定時間−1分茹でます。
3. 2.のフライパンに玉ねぎを加えてしんなりするまで炒めます。更に[ソースパート]を加えて水気が半分くらいになるまで煮込んで火を止めます。
4. 茹で上がったパスタをざるに揚げて湯を切り3.のフライパンに投入します。これを中火にかけてトングを使ってパスタとソースをよく和えればできあがり。お皿に盛って粉チーズと粗挽きペッパーを振って頂きます。
  
  • 「えっ!」って目を見開くほど本格的な味わい深いソースに仕上がりました。市販のパスタソースに負けない美味しさだと思います。
  • 味の秘密はもちろん焼き肉のタレ。市販の焼き肉のタレって多種多様な野菜や果物が長年の研究に基づく鉄板の配合でぎゅぎゅっと詰まっているのです。だから料理自体は手抜きに見えるのに複雑な味わいになっちゃうんだよなぁ。
  • 甘みの加減はトマトケチャップとウスターソースの比率で決まります。味を見ながらお好みの甘さ加減を探ってください。これのオリジナルのレシピはトマトケチャップのみだったのですがちょっと甘すぎました。
  • お肉はできればひき肉よりスライス肉の方が満足感が高いと思いますよ。


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