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     ザーサイなます
難易度:★★☆ 調理時間:45分


 

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うちの実家では年末におせち料理を作るのが年中行事でした─
─でしたが…… 「なんでこんなに大量に作るんだよ!」 と、子
供心に思っていました。 黒豆をでかい丼に2杯。なますも丼で
。酢ごぼうも丼で……以下、略。 作る料理がどれもこれも丼で
1杯、2杯って勘定になるってどういうことだよ! それは母も
同意見だったみたいで同居していた母の実母に毎年抗議をしてい
たのを思い出します。が、馬耳東風、馬耳念仏、暖簾に渾身の右
ストレートみたいな感じで聞き流されて大量生産。 結果──三
が日どころか松の内が過ぎる頃になっても不人気な皿が残ってい
るなんてこともままありました。ちなみに関東の方では松の内は
1月7日までらしいですが関西では小正月の1月15日(要は昔
の成人の日)とするところが多いのではんぱない頃合いなのです
。 最後は三食おせち料理で強制的に食べるノルマが割り振れて
いたりもして(笑)……って、笑い事じゃないのですが。 その
クセが乗り移ったのか僕もおせち料理初心者の頃は量の加減が
よくわからなくて持て余してしまい家族の顰蹙を買ったりしました
ね。 例えば栗きんとんなんかは作る最小単位が芋1本分になる
ので少量作るのが難しく気が付けば丼に一杯──ってお前もかい
! 祖母が大量におせち料理を作っていたのは不可抗力だった
のかもしれないとちょっと思いました。黒豆の煮物も少量って作れ
ないもんなぁ。 とまれ作ってしまったものは食べねばもったい
ない。家族の箸が伸びるよう目先を変える工夫をいろいろしまし
た。 件の栗きんとんはクリスマスの時の生クリームが残ってい
たので合体させてモンブラン風にしたら──10分で娘たちが食
い尽くした。なんてのは良い思い出ですね。 大根と人参で作る
なますも見た目は華やかだし一口、二口食べる分には「うん、美
味しい」となるのですがあの甘酸っぱい味は飽きが来るようでだ
んだん誰も手を付けなくなる一品でした。けど、これって少し味
を変えたら栗きんとんモンブランみたいに劇的に食べ尽くされる
のではなんて思ったりもして。 ということで、2024年、満
を持してリリースしたのがこの1品。 「ザーサイなます」 甘
酸っぱいなますに中華のザーサイを加えることでごま油風味のピ
リ辛というテイストをプラスしています。狙いは当たってとって
も好評だったのでレシピをメモしておきます。 ちなみに本物ザ
ーサイを買ってくるのは勿体なかったのでクリスマスにサラダに
使ったブロッコリーの茎を茹でてザーサイ風に味付けした自家製
を使っています。
 (2人分)

 ・大根
 ・人参
 ・塩
 ・ブロッコリーの茎
[甘酢パート]
 ・酢
 ・砂糖
[ザーサイ用調味料パート]
 ・ごま油
 ・ラー油
 ・鶏ガラスープの素
 ・濃口醤油
 ・塩
 ・ブラックペッパー

3cm
3cm
2g(小匙1/3)
1本分

15g(大匙1)
5g(小匙2弱)

13g(大匙1)
小匙1
小匙1
3g(小匙1/2)
ひとつまみ
少々
1.  ブロッコリーを茹でる湯(分量外)を沸かします。沸騰したらブロッコリーを投入し中火で5分茹でます。茹で上がったら冷水に浸けて急冷します。
2. 1.の水気を切って粗みじん切りにします。[ザーサイ用調味料パート]と合わせて30分漬け込みます。
3. 1.〜2.をやっている間に大根、人参は千六本に切り塩:2gをまぶして10分おきます。[甘酢パート]を合わせてよく混ぜておきます。
4. 3.の野菜の水気を絞って[甘酢パート]と合わせてよく和えます。これに水気を切った2.を加えてよく和えればできあがり。
  
  • 甘酸っぱいなますにピリ辛でごま油風味のザーサイが良いアクセントになります。酒飲みは概して甘いものが苦手な人が多く、おせち料理の中でも甘い料理は敬遠されがちです。けどこれなら箸を伸ばすこと請け合い。
  • もちろん市販のザーサイを使っても美味しく作れますよ。なんなら市販のザーサイに市販のなますを合体させるのもありです。
  • ブロッコリーの茎って意外と使いどころが難しくて持て余しがちですがこんなふうにすると一瞬で消費できちゃいます。季節を問わず常備菜としてもおススメです。
  • [ザーサイ用調味料パート]が残っちゃうと思いますが中華風ドレッシングとしてサラダにかけたり、大根、蕪、胡瓜などの浅漬けに使ったりと転用できちゃいます。


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